2012年04月24日
竣工です。
飯田市 Sさん宅 竣工しました。
残りの作業として、まずは「四つ目垣」を組みました。
今回「3段胴縁」としました。
もっと高さが低い場合は2段でもいいでしょうし、
四つ目の目をもっと細かくする場合には4段同縁もあるでしょうが、
今回は3段です。
真ん中の段は「からげ結び」としました。
やっていないと忘れちゃうんですよね。
今回も結び出しにしばらく悩んでいました。 (^^ゞ
枝折り戸の「肘壺(ひじつぼ) 肘金(ひじがね)」は、こんな感じになります。
「箍(たが)」はここに引っ掛けておきます。
あとは「杉苔」を張って植栽は終わりです。
苔は環境条件が揃わないとなかなか難しいイメージがありますよね。
「湿り気があって、水はけが良く、風通しが良い」
矛盾しているようですが、こんな感じでしょうか。
基本的には弱い植物ではないと思いますから、
乾きが強い夏場などは、夕方サッと打ち水をしてもらえば
十分大丈夫だと思います。
自宅の庭などはほとんど放ったらかしですが・・・
植栽する場合は「下地処理」をしっかりしてあげるのがコツかな。
苔は日陰の植物というイメージもあるかもしれませんが、
「杉苔」は「陽あたり」も必要ですので、
半日位は陽が当たるところか、
一日木陰からチラチラ陽がさすところなんかいいでしょうね。
環境条件が合うところならば、ドンドンと増えてくるくらいですよ。
苔の緑は他の植物とはまた違う色合いですから、
シットリと濡れた感じなんか綺麗です。
苔を張り終えたら、最後の工程の「化粧砂利」です。
「伊勢 サビ砂利」 「蛭川 サビ砂利」
「有明 サビ砂利」 「白川砂利」
などももちろん良いでしょうが、
今回はご予算の関係から、地元産 御影砂利です。
化粧砂利は色合いや粒の大きさで印象がガラッと変わるので、
お好みに合わせて選択されるといいでしょう。
砂利の下に「防草シート」を敷きこめばより良いのでしょうが、
そこまでしなくても、草が生えにくくなりますし、
砂利の中ですから、草むしりも楽になります。
綺麗に見せるコツとしては、
「切り付け」をきちっとすることでしょうか。
平板との境や建物際、玄関石張りとのラインなど、
きちっと揃えることで、パッと見た時の全体の印象が
シャキっとして心地よく、
落ち着いて安心感が生まれます。
和服の襟元なんかも同じなのではないでしょうか?
襟元が着崩れていると、
向かい合った人が不自然さや不安感を感じるでしょうし、
きちっとしていると、
落ち着いた感じを与え、安心感が生まれると思います。
「高木剪定」のコラムの時に
「身なり」は自分だけのモノではないのと同じように、
庭木も自分だけのものではないので、整えましょう。
と話しましたが、
庭はお客様を迎える時、最初に接してもらうところですから、
落ち着いた感じを与え、安心感を持ってもらうように
心を配っておくことは大切なことだと思います。
ハナカイドウ (花海棠)
バラ科 リンド属
桜が終わりかけたころに咲き始めます。
濃いピンクが綺麗ですね。
幹には小枝が変化した刺があります。
ジンチョウゲも咲き始め、いい香りがします。
残りの作業として、まずは「四つ目垣」を組みました。
今回「3段胴縁」としました。
もっと高さが低い場合は2段でもいいでしょうし、
四つ目の目をもっと細かくする場合には4段同縁もあるでしょうが、
今回は3段です。
真ん中の段は「からげ結び」としました。
やっていないと忘れちゃうんですよね。
今回も結び出しにしばらく悩んでいました。 (^^ゞ
枝折り戸の「肘壺(ひじつぼ) 肘金(ひじがね)」は、こんな感じになります。
「箍(たが)」はここに引っ掛けておきます。
あとは「杉苔」を張って植栽は終わりです。
苔は環境条件が揃わないとなかなか難しいイメージがありますよね。
「湿り気があって、水はけが良く、風通しが良い」
矛盾しているようですが、こんな感じでしょうか。
基本的には弱い植物ではないと思いますから、
乾きが強い夏場などは、夕方サッと打ち水をしてもらえば
十分大丈夫だと思います。
自宅の庭などはほとんど放ったらかしですが・・・
植栽する場合は「下地処理」をしっかりしてあげるのがコツかな。
苔は日陰の植物というイメージもあるかもしれませんが、
「杉苔」は「陽あたり」も必要ですので、
半日位は陽が当たるところか、
一日木陰からチラチラ陽がさすところなんかいいでしょうね。
環境条件が合うところならば、ドンドンと増えてくるくらいですよ。
苔の緑は他の植物とはまた違う色合いですから、
シットリと濡れた感じなんか綺麗です。
苔を張り終えたら、最後の工程の「化粧砂利」です。
「伊勢 サビ砂利」 「蛭川 サビ砂利」
「有明 サビ砂利」 「白川砂利」
などももちろん良いでしょうが、
今回はご予算の関係から、地元産 御影砂利です。
化粧砂利は色合いや粒の大きさで印象がガラッと変わるので、
お好みに合わせて選択されるといいでしょう。
砂利の下に「防草シート」を敷きこめばより良いのでしょうが、
そこまでしなくても、草が生えにくくなりますし、
砂利の中ですから、草むしりも楽になります。
綺麗に見せるコツとしては、
「切り付け」をきちっとすることでしょうか。
平板との境や建物際、玄関石張りとのラインなど、
きちっと揃えることで、パッと見た時の全体の印象が
シャキっとして心地よく、
落ち着いて安心感が生まれます。
和服の襟元なんかも同じなのではないでしょうか?
襟元が着崩れていると、
向かい合った人が不自然さや不安感を感じるでしょうし、
きちっとしていると、
落ち着いた感じを与え、安心感が生まれると思います。
「高木剪定」のコラムの時に
「身なり」は自分だけのモノではないのと同じように、
庭木も自分だけのものではないので、整えましょう。
と話しましたが、
庭はお客様を迎える時、最初に接してもらうところですから、
落ち着いた感じを与え、安心感を持ってもらうように
心を配っておくことは大切なことだと思います。
ハナカイドウ (花海棠)
バラ科 リンド属
桜が終わりかけたころに咲き始めます。
濃いピンクが綺麗ですね。
幹には小枝が変化した刺があります。
ジンチョウゲも咲き始め、いい香りがします。
Posted by 正風園 at 02:03