2016年06月08日
飯島町 F邸 植栽工事 その1
飯島町 F邸 植栽工事 その1
いつも仕事をいただいている設計士さんから植栽工事の依頼をいただきました。
設計士さんからの依頼ですので、全体のデザインやレイアウトはもちろん設計士さんの仕事ですし、植栽も「ここにこんな樹種でこのくらいの大きさの木を」と指示を受けます。
自分は在庫である畑の木を紹介して選んでもらったり、設計士さんの意図を汲んで材料屋(植木屋)さんから指示に見合う木を探してきます。
もちろん予算を伺って、その範囲で自分のできる最大限の(自分の探せるその時最高の)木を確保して提案するのは、自分で直接作庭の仕事を請け負って設計からやらせていただく時と変わりはありません。
だた、直接の場合はどうしても自分好みのデザインの提案になりますし、価格も割安にできることは否めません。
どちらにしても一番大切なことは、その庭の持ち主はお施主さんですから、デザインも樹種もお施主さんの希望にできるだけお答えして、専門家としての意見や考えを丁寧に説明しながら、納得していただき、庭を気に入って末永く大切に楽しんでいただくことだと思います。
今回の敷地は飯島町の中でも見晴らしが良く、南アルプスも中央アルプスも綺麗に見えるところです。
その代わり、常に風も強いように感じますが・・・
(この日は雲があり山は少し隠れていました^^;)
庭の敷地も広いのですが、基本的なコンセプトとしては、見晴らしの良い景色を遠方の山々の借景やご近所に見える木を隠さないように活かして、建物前を芝庭に、畑側を雑木の雑木林風とのことです。
今回は第一段階として、敷地のレイアウト的に重機やトラッククレーン車でないと運び込めない木を、機械が入れるうちに奥から植え込んでいきます。
西日を避けたい西側の窓の前に双幹の「アズキナシ」です。
アズキナシ <落葉高木>
バラ科 ナナカマド属
5〜6月に枝先に複散房花序を出して白い小さな花が咲きます。
植木屋さんよると、この木は「ウラジロノキ」とか「ウラジロアズキナシ」と言われていて、珍しく貴重な木なんだそうです。普通の「アズキナシ」と比べると葉の色が薄黄緑で優しい感じで、実の色が違うそうです。
手で運び込めるような軽くて小さい木は、工程的にいつのタイミングでも大丈夫なのですが、仕入れの関係で木にとって一番良いタイミング(手に入ったらなるべく早いうちに)が大切なので、今回は続いてイチイの垣根を作ります。
イチイは松本が生産地ですので、この辺りでは昔から垣根の材料としてよく使われています。
元々寒い高地にある木ですので、名古屋や東京などでは暖かすぎて傷んでしまうそうです。
イチイ(一位) <常緑高木>
イチイ科 イチイ属
そして、南西の一番奥に「エゴノキ」の株立ちです。
エゴノキ <落葉高木>
エゴノキ科 エゴノキ属
春先に吊り下がるように、白く可愛い花を沢山つけます。
いつも仕事をいただいている設計士さんから植栽工事の依頼をいただきました。
設計士さんからの依頼ですので、全体のデザインやレイアウトはもちろん設計士さんの仕事ですし、植栽も「ここにこんな樹種でこのくらいの大きさの木を」と指示を受けます。
自分は在庫である畑の木を紹介して選んでもらったり、設計士さんの意図を汲んで材料屋(植木屋)さんから指示に見合う木を探してきます。
もちろん予算を伺って、その範囲で自分のできる最大限の(自分の探せるその時最高の)木を確保して提案するのは、自分で直接作庭の仕事を請け負って設計からやらせていただく時と変わりはありません。
だた、直接の場合はどうしても自分好みのデザインの提案になりますし、価格も割安にできることは否めません。
どちらにしても一番大切なことは、その庭の持ち主はお施主さんですから、デザインも樹種もお施主さんの希望にできるだけお答えして、専門家としての意見や考えを丁寧に説明しながら、納得していただき、庭を気に入って末永く大切に楽しんでいただくことだと思います。
今回の敷地は飯島町の中でも見晴らしが良く、南アルプスも中央アルプスも綺麗に見えるところです。
その代わり、常に風も強いように感じますが・・・
(この日は雲があり山は少し隠れていました^^;)
庭の敷地も広いのですが、基本的なコンセプトとしては、見晴らしの良い景色を遠方の山々の借景やご近所に見える木を隠さないように活かして、建物前を芝庭に、畑側を雑木の雑木林風とのことです。
今回は第一段階として、敷地のレイアウト的に重機やトラッククレーン車でないと運び込めない木を、機械が入れるうちに奥から植え込んでいきます。
西日を避けたい西側の窓の前に双幹の「アズキナシ」です。
アズキナシ <落葉高木>
バラ科 ナナカマド属
5〜6月に枝先に複散房花序を出して白い小さな花が咲きます。
植木屋さんよると、この木は「ウラジロノキ」とか「ウラジロアズキナシ」と言われていて、珍しく貴重な木なんだそうです。普通の「アズキナシ」と比べると葉の色が薄黄緑で優しい感じで、実の色が違うそうです。
手で運び込めるような軽くて小さい木は、工程的にいつのタイミングでも大丈夫なのですが、仕入れの関係で木にとって一番良いタイミング(手に入ったらなるべく早いうちに)が大切なので、今回は続いてイチイの垣根を作ります。
イチイは松本が生産地ですので、この辺りでは昔から垣根の材料としてよく使われています。
元々寒い高地にある木ですので、名古屋や東京などでは暖かすぎて傷んでしまうそうです。
イチイ(一位) <常緑高木>
イチイ科 イチイ属
そして、南西の一番奥に「エゴノキ」の株立ちです。
エゴノキ <落葉高木>
エゴノキ科 エゴノキ属
春先に吊り下がるように、白く可愛い花を沢山つけます。
Posted by 正風園 at 00:35