正風園公式ブログ こだわりの庭づくり

岩山ツツジ　と　吉野ツツジ

自宅のツツジが咲きました。
手前が「岩山ツツジ」で
奥に見えるのが「吉野ツツジ」です。

「岩山ツツジ」というのはこのあたりの通称で
正式には「ミツバツツジ」です。


このあたりの家の庭にある大きくなった「岩山ツツジ」は
昔の方たちが山から採ってきたものですね。
昔は山から「岩山ツツジ」や「ウメモドキ」を採ってきたそうですが、
すでに寄り付きの良いところのものは採り尽くされて、
今、山に残っているのは崖のようなとても近寄れないところにしか残っていません。
ちなみに、人の山から採ってくるのは盗掘ですから、
良い子のみなさんはやめましょうね。(^_^;)


自分は春早い時期に咲く「岩山ツツジ」や「吉野ツツジ」が好きで
自宅の庭には何本か植わっています。

「岩山ツツジ」は山にあるやつもそうですが、
土目のせいなのか木自体の素性のせいなのか、
花の色合いや咲くタイミングが違います。
そのおかげで長い間楽しめます。



吉野ツツジ　＜吉野躑躅＞
ツツジ科ツツジ属　　　半落葉低木
半落葉性で寒いところでは落葉してしまうようですが、
この辺りでは葉は残ります。

「吉野ツツジ」はツツジとシャクナゲの交配種だそうで、
DNA的にはシャクナゲに近いんだそうです。
花の付き方がシャクナゲですよね。


ミツバツツジ　＜三葉躑躅＞
ツツジ科ツツジ属　　　落葉低木


吉野ツツジも岩山ツツジも手入れは刈込みしても他のツツジのように枝が混んだ綺麗な形にはならないでしょうから、絡み合った枝をつまむ程度で自然仕立てはいかがでしょうか？



どこかから貰ってきた「カタクリ」が花をつけました。
うまく増えるといいなぁ。