正風園公式ブログ こだわりの庭づくり

飯島町　F邸植栽工事　その２



今回、芝生を張るスペースの造成整地は元請け業者さんがやってくださいました。
きちんとレベル（水平高低差を確認する精密機械）で確認して手早く綺麗に流石です。


整地ができたところで、芝生の中の木を植え込みます。
この庭のメインツリー（主木）である「カツラ（桂）」の株立ちです。
一番高いところで５mくらいでしょうか。
トラックの荷台で一番前に積んでも、根鉢の分がありますから、後ろにはみ出してしまいます。
広い庭にまっすぐスラッとした樹形が映えます。


カツラ　（桂）　　＜落葉高木＞
　　カツラ科　カツラ属
一つの株から何本かの幹が立ち上がるので、株立ちが一般的なようです。
スペード型の優しい葉が可愛いです。
秋には見事な黄葉が楽しめます。



カツラと一緒に掘り上げて運んだのはイロハモミジの株立ちです。
何年か自分の植木畑にあって根回しをしていない木だったので、枯れてしまうのが怖いので根鉢の大きさが大きめなのがお分かりでしょうか？
業界的には根鉢が大きいのは褒められたことではありませんので、恥ずかしいことですが・・・

イロハモミジは建物の北側に。
北側は北側で広いので、大きな樹形で楽しんでもらえるといいですね。
秋の紅葉が楽しみです。

イロハモミジ　　＜落葉高木＞
　　　カエデ科　カエデ属

ヤマモミジと比べると、小さめの葉に深い切れ込みが特徴でしょうか。
モミジといえばブーメランのような羽を持つ「翼果」も特徴ですが、イロハモミジは羽が赤いのも見分けるポイントですね。