正風園公式ブログ こだわりの庭づくり

土留め石積みとタイル張り


ご主人さんがご自分で少しずつお庭を造っているお宅です。
器用な方で綺麗なウッドフェンスなどを作られています。
もちろん時間はかけているそうですが、とても上手に出来ています。




ローズガーデンやオープンガーデンなど、
日々手をかけて綺麗にされているお庭を見かけることがありますが、
自分の家の庭を造るところから自分で手がけることは、
庭を楽しむ上で一番の醍醐味かもしれませんね。




自分も徐々に出来上がっていく感動や醍醐味が好きで
この仕事に携わっているのだと思います。




しかし、すべてのことが自分の手だけでできるわけではありませんので、
機械が必要であるような部分は相談を受けていました。
そんな中で今回は「土留の石積みとタイル張り」をやらせていただくことになりました。

今回の計画の目的は、
敷地が広いので除草作業を簡略化したいことと、
土手として使えないスペースを有効利用できるようにしたいことです。




石積みは高さを出したい場合、
一つで賄おうとしたら大きな石が必要となりますが、
重くて扱いが大変であったり、
クレーンを頼まなければなど経費もかかってしまうので、
今回は自前の機械で扱える程度の大きさで二段積みにしました。





タイル張りのスペースは車が乗り込む場所では無いということで、
砕石ベースの上にモルタルで不陸調整しながら、
セメントペーストでしっかり張り付けます。





今回はもう一箇所、御影ピンコロ石でサークルを作りたいとのこと。
ピンコロを並べるのはデザインを考えながら
ご主人が自分でやってみたいとの希望でしたので、
縁と砕石ベースをやらせていただきました。




コンクリート擁壁のような人工的は感じにはしたくないとのことで、
自然石を使うことになったのですが、
土留の石とは違った色合いでメリハリをつけたいということになり、
三峰川の青石を使ってみました。





お庭が広く明るい感じになりましたね。