2012年07月01日

夏の消毒

夏の消毒

夏の消毒に廻りました。

自分はお得意様のところに、冬と夏の年2回消毒をさせていただいています。


冬といっても動力噴霧器でかけたときに
霧状になった薬が凍結してしまっては意味がありませんので、
少し暖かく、しかし木の芽が動き出す前の春先と言ってもいいでしょうか。


そして夏は今時期、
本当は6月も毛虫などがまだ小さい初旬がいいのですが・・・
(虫も小さいほうが薬が効きやすいですね)
天候の関係と仕事の塩梅で下旬の今になってしまいました。(~_~;)


夏の消毒



白髪大蛇(シラガダイジャ)もこんなに大きくなってしまって、
お隣の柳の木はすっかり裸になっていました。
ちなみに「シラガダイジャ」とは
「クスサン」(楠蚕)というヤママユガの仲間の幼虫で、
信州伊那谷地方独特の呼び名だそうです。



夏の消毒



我が社では夏の消毒にはこの4種類を混ぜて使います。
消毒は混ぜると効きが悪いとの意見もありますが、
薬によって毛虫やアブラムシやダニなど有効な対象が違うので、
それぞれを分けて何回も作業するのも能率が悪いですし経費もかかってしまいますので、
すす病などの病気にも効く殺菌剤も混ぜて、
一度に済ませます。


「すす病」などはアブラムシの体液や糞などが原因でついてしまったりするので、
殺菌剤だけかけても抑えきることは難しく、
殺虫剤で虫を退治して原因を絶つことが大切だと思います。


最近の薬は薬害などの対策なのでしょうが、
規制が厳しいようで残留性が少なくなっています。
「アメリカシロヒトリ」などは年に2〜3回発生しますので、
夏場一度の消毒で抑えきることができないこともありますが、
まあ、一回消毒しておくだけでも、
木々の緑も鮮やかで綺麗な庭になると思います。


今では薬代も高いので何種類もできなくても、
一種類の殺虫剤と殺菌剤だけでも
やってみることをお薦めします。


消毒をすることで庭の変化を意識して見つめることも、
庭をより身近に感じるポイントかもしれませんね。



夏の消毒



ナツツバキ(夏椿)
 ツバキ科 ナツツバキ属
通称 シャラノキ

白い花弁に黄色い雄しべの花は、涼しげで夏を代表する花といえるでしょうが、
一日で散ってしまう儚さを持っています。
自分の庭にある木ですが放任状態ですので、
数多くの花をつけてくれて、
次々と咲いては散り、何日も楽しませてくれます。


夏の消毒



こんな仕事をしている自分がこんなこと言うのも変でしょうが・・・
雑木、特にシャラやハナミズキやヤマボウシなど
「花を楽しむ雑木」は
放任で大きくできる広いところに植えてあげて、
たまに忌み枝を鋏むくらいの剪定ですませて、
ミッチリと花を咲かせてあげるのが素敵だと思いますね。



Posted by 正風園 at 00:47

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