茅葺き屋根の旧家
茅葺き屋根の旧家
伊那市にある茅葺き屋根の御宅にお邪魔しています。
築250年くらいとのことですので、
江戸末期ごろの建物ということですね。
今の時代に暮らすには、手もかかるし使いづらいそうですが、
いい雰囲気で羨ましいです。
昔から格式のあるお屋敷で、
お大臣様やお殿様用の出入口があります。
偉い方々は建物に入る時、
庶民とは同じところを使わなかったそうですが、
お葬式の時、仏様が家を出るときに玄関を使わないのも、
敬意を払ってのことなのでしょうか。
蔵も見事ですね。
「輪違い大棟」の高さもすごいです。
「下り棟」までついていて、人事ながら、資産評価査定が気になります。^^;
茅葺きは何年おきで修繕するそうですが、
一度に全部を葺き替えることはとてもできないので、
いよいよ傷んだところを部分的に手を入れているそうです。
職人さんは一年中日本中を回って仕事をしている方たちだそうです。
それにしても茅を集めるのが大変そうですね。
さて、お庭は昭和の作品だそうですが、
古い木も多く、なかなか手の掛かるお庭です。^^